研究会について

国際水素医科学研究会の目的

本会は、医療分野のみならず、スポーツ、その他の産業において、水素ガス吸入への関心が高まる中、基礎医学の研究者と医療の現場で実践する臨床医が結集し、同じプロトコルでデータを集積し共有することで、水素の生体内における作用機序の解明と効果的な活用法の構築を目指しております。
本会の目的に賛同して下さる医師、医療従事者、学術関係等の方々のご参加をお待ちしております。本会の趣旨をご理解いただき、ご参加、ご支援頂ければ幸いです。

理事長挨拶

 水素の有用性は医学をはじめ、スポーツ、農業、漁業など様々な分野で証明されつつあります。わたしは進行ガンの治療に水素ガスを使用しましたが、水素ガスの併用により、抗ガン剤やオプジーボの効果が数倍増強されました。これは水素ガスによる免疫賦活作用によるものであることが分かってきました。一方で、水素は、免疫抑制の主体であるregulatory T cells (Tregs)を活性化して自己免疫性疾患に有効だという報告も出始めています。免疫学の中には、Th1/Th2 balanceという考え方があります。Th1が優位になれば、ガン抑制に働きますが、過剰になれば自己免疫性疾患に繋がります。逆に、Th2優位になれば、自己免疫性疾患の抑制に働きますが、過剰になればガンの進展に繋がります。このTh1/Th2 balanceをうまく調整することがガンや自己免疫性疾患の改善や予防に繋がりますが、水素はこのTh1/Th2 balanceを整えることで免疫をコントロールしている可能性があります。
 上記のことは水素の多様な機能の一端にすぎず、水素には無限とも思える可能性が秘められています。水素のさらなる解明は21世紀の人類の発展に不可欠なものであると考えます。国際水素医科学研究会は水素をさまざまな側面から研究することで、水素の可能性を引き出し、人類の発展に寄与することを目指しています。

国際水素医科学研究会理事長
赤木純児

研究会概要

【主な活動内容】
講演会、シンポジウム、フォーラム等の開催
刊行物、ニュースの発行等

【国際水素医科学研究会】
事務局所在地 〒162-0801 東京都新宿区山吹町342-10 晃和堂ビル
電話番号   03-6280-8241
FAX番号    03-6280-8242
Eメール    info@ihmsa-h2.com

理事・監事

理事長 赤木 純児 くまもと免疫統合医療クリニック 院長
副理事長 萬 憲彰 医療法人医新会 よろずクリニック 院長
理 事 徳田 禎久 社会医療法人 禎心会 理事長
  包力高 東京大学大学院 薬学系研究科 特任研究員
  額尓敦夫 東京大学大学院 薬学系研究科 特任研究員
  大友 通明 医療法人社団 二柚会 大友外科整形外科 理事長 院長
  小山 勝弘 山梨学院大学 スポーツ科学部 教授
監事 木山 輝郎 武蔵野徳洲会病院
  小林 正学 岡崎ゆうあいクリニック  院長